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福山孔市良「弁護士の散歩道W 山と花 ちょっと寄り道」(清風堂書店 2008年)

 福山孔市良弁護士「弁護士の散歩道」シリーズ第4弾。
  今回の福山弁護士は、山仲間とともに、「5000年前の男」が発見されたヨーロッパアルプスの村やシチリアの活火山へ、酸素ボンベがないと高山病にかかってしまうような中国四川省の秘境へ、あるいは青磁を求めて景徳鎮へと、世界各地に赴きます。行く先々を彩るのは可憐な高山植物の花々と歴史・文化のうんちくの数々。
  それだけではなく、仕事で国内各地の裁判所に出かけた際にも、歴史の遺構に「ちょっと寄り道」。尽きることのない好奇心とエネルギーは年齢を感じさせません。
  福山弁護士はこれからもますますがんばります。 

「弁護士の散歩道」T〜V 清風堂書店
 福山孔市良弁護士の世界を紹介する3冊。
 T「花を求めて」は、日本の山の花紀行とヨーロッパ紀行。U「ヨーロッパの風景 山の花・文化の華紀行」では、ヨーロッパの山の花と歴史・文化が紹介されます。
 V「おもいでの記」では、杉本弁護士と「HOSO(法曹)ジャズの会」を結成し、表千家にお茶を習いにいき、文楽の人間国宝に会いに行き、谷弁護士親子や大勢の友人を引率してヨーロッパに出かけ、ピカソやマティスの足跡を訪ね、レアもののワインを産出するブドウ畑にまで赴きます。最後は、福山弁護士が司法試験の受験勉強をされていた当時の話。戦後の日本社会を築きあげた人々の青春時代が甦ります。
T…1993年 U…1998年 V…2004年

自治体アウトソーシング研究会編「Q&A自治体アウトソーシングの新段階」
(自治体研究社、2007年)
城塚健之弁護士がメンバーとなっている「自治体アウトソーシング研究会」
の最新刊。市場化テスト法の成立を受けて、「構造改革」の主要な柱である自
治体アウトソーシング=「公務の市場化」は新たな段階を迎えました。他方で、
相次いで発覚する建築基準耐震偽装事件や、小学生が犠牲となった痛ましい2
006年夏のふじみ野市プール事故は、政府や財界の進める「公務の市場化」
がどんな悲惨な結末をもたらすかを示しています。
  本書は、自治体アウトソーシングの法的ツールである市場化テスト、指定管
理者制度、PFI、地方独立行政法人等をめぐる現状と問題点をQ&A方式で
明らかにしています。

(社)大阪自治体問題研究所編(城塚健之 共著)
「サステイナブル社会と公共政策」(自治体研究社 2006年)
 「サステイナブル(持続可能な)社会」の実現は今や人類的課題。環境、経済、まちづくりなど、さまざまな角度からこれを追究した本書に、城塚弁護士は「市場化テストとサステイナブル社会」を寄稿。市場化テストに代表される公務の市場化は、(1)人権保障の低下、(2)平等的価値の低下、(3)民主的コントロールの低下、(4)長期的価値の軽視、(5)地域経済の疲弊、(6)雇用の劣化といった問題を引き起こし、サステイナブル社会の根底にあるはずの「人間の尊厳を根底におく憲法的価値(人権保障、民主主義)」を掘り崩すおそれがあると指摘しています。
大阪じん肺アスベスト弁護団編 (2006年)
「アスベスト被害救済のための労災補償・健康管理手帳・アスベスト新法活用法」
 アスベストによる被害が次々と明らかになっています。
 この間、大阪じん肺アスベスト弁護団は、何回もの医療法律相談や電話相談、集会やシンポジウムなどの活動に行ってきました。その中で、相談者は200名を越え、労災申請、管理区分決定申請、健康管理手帳交付申請、アスベスト新法に基づく各種申請などにも取り組んできました。その経験の中から、より多くの方が救済されるよう、実際に直面した問題をもとに、ノウハウ、問い合わせの工夫なども織り込み、手続の説明、申請方法を、実践的に紹介しています。
 弁護団には、当事務所の長野・谷・奥村が参加しています。
信楽列車事故遺族会・弁護団編(杉本吉史 共著)
「信楽列車事故 JR西日本と闘った4400日」(現代人文社 2005年)
 1991年5月に旧国鉄の信楽高原鉄道で、JR列車と信楽高原鉄道の列車が正面衝突し、死者42名、負傷者614名の大惨事となりました。
 本書は、事故の責任を認めようとしないJR西日本に対し、事故の遺族とその弁護団が、自らの手でその責任を認めさせ、二度と同じ過ちが繰り返されないようにとの思いから闘った記録です。
 残念ながら、2005年4月、福知山線の大事故が起こり、遺族の思いは無念にも打ち砕かれましたが、遺族の運動により設置された鉄道事故調査委員会により、事故原因の究明が進められています。
宮澤浩一・國松孝次監修(杉本吉史 共著)「犯罪被害者支援と弁護士」
(東京法令出版 2000年)
 犯罪被害者の支援において、弁護士に期待される役割には大きなものがあります。本書は、弁護士が犯罪被害者を支援する意義を理論的に整理し、あるべき弁護士の関与の在り方を論じています。
 また、犯罪被害者の具体的な支援の方法について、経験深い弁護士による紹介がなされた実践の書でもあります。
自治体アウトソーシング研究会(城塚健之 共著)「改訂版Q&A自治体アウトソーシング」
(自治体研究社 2005年)
 自治体アウトソーシング(市場化)のツール(道具)として、この間、指定管理者、PFI、地方独立行政法人といった制度が次々と作られてきました。そして今、その決定版である「市場化テスト」が制度化されようとしています。財界が鵜の目鷹の目でこれを欲するのは、みんなの税金で作った公共財を使ってリスクを負わずに金儲けができるから。それでは、住民サービスはどうなってしまうのでしょうか。制度の概要と問題点をQ&A方式で明らかにします。
西谷敏・晴山一穂・行方久生編(城塚健之 共著)「公務の民間化と公務労働」
(大月書店 2004年)
 現在、「公務の民間化」が急速に進行しています。それは、行政を経営体とみなして民間企業の手法を取り入れ、住民に対するサービスからは手を引いて市場に開放しようとするものです。これら「公務の民間化」にどのような問題点があるのか、国民や住民の人権保障がどのように変質させられるか、などといった点に切り込みます。
西谷敏・晴山一穂編(城塚健之 共著)「公務員制度改革」 (大月書店 2002年)
 公務員バッシングが流行し、公務員を攻撃しさえすれば票になると考えている議員も増えています。しかし、「抵抗勢力」などといった「敵」を作り出し、これを叩いて人気を集める小泉劇場的発想には警戒が必要です。
 そもそも公務員の仕事は国民の人権保障のためのもの。しかしながら、その担い手である公務員は半世紀にわたって労働基本権を奪われたままです。これを放置したまま、成果主義を導入しようというのが「公務員制度改革」です。それで国民の人権保障はどうなるのでしょうか。
日本自治体労働組合総連合(谷智恵子 共著)
「公務職場のいのちと健康を守る−安全衛生活動の手引書−」(2005年)
 長時間過密労働が蔓延する中、過労死やメンタルヘルスなど、労働者の健康をめぐる問題はたいへん深刻です。これは公務職場とて例外ではありません。半数の職場でサービス残業が蔓延し、ほとんどの人が普段の仕事で心身に疲労を感じています。本書は、こうした職場を改善するために労働組合が取り組むべきポイントを明らかにしたもの。豊富な資料も便利です。

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