事務所案内 弁護士紹介 法律相談と費用のご案内 取扱事件の説明 情報発信 リンク集
HOME > 情報発信 > コラム >大阪弁護士9条の会の活動
大阪弁護士9条の会の活動(弁護士 原野早知子)
 大江健三郎氏らによる憲法9条の改憲を許さない「9条の会」の結成を皮切りに、日本全国あちこちでいろいろな「9条の会」が結成されています。
 大阪の弁護士の中でも、2004年12月2日に、「大阪弁護士9条の会」が結成されました。法律の専門家の弁護士といっても、立場や考え方は様々ですが、日本を「海外へ出ていって戦争をする国にしない」ということで一致できる範囲で広く参加(具体的にはアピールへの賛同)を呼びかけています。元日弁連会長を含む9人の代表呼びかけ人を中心に、現在、呼びかけ人・賛同人合わせて約600名の弁護士が参加しています。
 私は、事務局の一人として、大阪弁護士9条の会の活動に参加しています。
 2004年12月2日に結成総会。9条の会の一人である、東京大学名誉教授奥平康弘先生を講師に記念講演を行いました。奥平先生は、「憲法9条を変えることは日本の文化を変える問題」と熱く話されました。
 2005年4月6日には、司法試験予備校「伊藤塾」代表の伊藤真氏と、731部隊での戦争加害体験を語っておられる篠塚良雄氏を講師にお呼びして、「憲法9条今こそ旬! ほんとうの戦争って? 改憲ってなに?」と題する市民集会を開催しました。市民・弁護士合わせて、約230名の参加がありました。
 更に、9条改憲派に対しては、理屈ではなく、生の「戦争体験」を知る中から、戦争の悲惨さを伝え、反論するしかないとの議論から、「戦争体験聴き取り企画」を開始し、現在も継続しています。7月16日に「戦争体験ホットライン」を行ったところ、事前に連絡があったものを含め、約40件の電話がありました。ホットライン後に連絡されたものも含め、現在分担して戦争体験の聴き取り、陳述書作成を行っています。一般の方だけでなく、弁護士の戦争体験も聴き取りしています。
 この企画との関連で、8月12日に、「語り合おう戦争体験 語り継ごう平和への思い 〜戦争と私たちと憲法9条〜」という集会を行い、約90人の参加がありました。
 小泉自民党が衆院選で大勝し、自民党は着々と改憲案作成を進めています。最大のターゲットは9条であり、改憲案には「海外」にも派遣できる「自衛軍」を持つことが、堂々と入っています。更に、小泉首相は、福岡高等裁判所・大阪高等裁判所が「政教分離に反し違憲」と判断した靖国神社への参拝を強行しました。A級戦犯を含めて、戦死者を「神」として祀る靖国神社は、戦前、若者達を兵士として戦場に出ていかせるためのバックボーンを作る、巨大な精神的装置でした。小泉首相の靖国神社参拝は、中国や朝鮮半島への侵略の無反省を示すものとして、内外で強い批判を受けています。
 このような情勢の中、大阪弁護士9条の会は、2005年12月2日に、「アジアの中の日本国憲法9条」と題して、結成1周年総会を行う予定です。韓国から、平和と民主主義のために活動する弁護士をお呼びして、「アジアから見た憲法9条」について意見交換を行う予定です。
 各集会の記録や、戦争体験の聴き取りは、順番にパンフレットにまとめていますが、ホームページにも掲載しています。
 ホームページのアドレスは下記のとおりです。どうぞご覧になってください。
 http://www.geocities.jp/osakalawyers9/                                (2005年10月21日記)

 〒542-0012 大阪市中央区谷町九丁目3番7号 中央谷町ビル2階 (06)4302-5153(代)