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エッ いまどき地上げ 闘う「みどり会」(弁護士 寺沢達夫)

 東大阪市長栄寺に、戦前からの古い借家が20軒ほど建っています。住民のほとんどはお年寄りで、「みどり会」という会を作って助け合ってきました。
 そこに異変が生じたのは、平成16年3月。家主が変わったのです。また、不動産業者がここの土地を狙っているとの情報もありました。和田正徳府会議員や岡崎修市会議員に相談をして、早速学習会が開かれました。今年の5月、突然家主から借家をD地所に売ったとの通知。同時に、D地所からの委任状を持ったS住宅建設の複数の人間が一斉に借家人を訪問。
 「ここの借家人さんは全員、今年の8月末までに出て貰うことになりました。この覚書に判子を下さい。」「全員が同意しているんですか?」「勿論です。」
 二人のお年寄りは目もよく見えず、全員が判子を押すのなら、と思って、判子を押しました。さあ、この日から長い地上げ屋との闘いが始まったのです。
 判子を押してしまった二人は早速大阪法律事務所に相談、幸いお二人とも借家契約の当事者でなく、同居人であったことが判明、覚書の無効を通知して一安心。
 ところが、そのうちに借家人のうち4軒が出ていき、空き家になりました。するとその空き家を「現地事務所」と称して人相の悪い連中が出入りするようになり、深夜外から電話が掛かり、呼び出し音が鳴りやまない、ラジオを掛けっぱなしにして帰ってしまう、といった嫌がらせが始まりました。
 しかしそこは府議会の警察常任委員の和田議員、警察官に不在の「事務所」に立ち入らせ、ラジオの電源を切るなどで対抗、警察はこのまま続くようだと逮捕すると通告。地上げ屋はおとなしくなりました。
 そのほかにも地上げ屋は、借家内通路に車を一杯止めたりと様々な地上げ行為を繰り返したものの、住民は毎日、和田議員も参加しての学習会で対抗、ついに地上げ屋は11月、事務所から居なくなりました。
 今後別の地上げ屋が来ることも考えられますが、既に半年間、団結の力で闘い抜いた住民の皆さんは、強くなりました。今後とも、和田議員や岡崎前議員と共に地上げ屋放逐まで頑張ります。
(大阪法律事務所ニュース2005年1月号)

参考リンク 「取扱事件の説明」→「借地・借家」も参照ください。


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