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 中国四川省の首都成都から約240キロ奥地に入ると四姑娘山(スクウニヤン)(6,250m)があり、この山麓は巴朗山峠を中心として高山植物の宝庫である。いつかは行きたいと願っていたが、2005年6月四姑娘山に行くことができた。

 6月19日(日)に、関西空港を出発し、まず広州で佐賀の労山の人達と合流し、一泊した。翌日の早朝の便で成都まで飛び、あとは大型バスを走らせて世界遺産の都江堰、パンダの村臥龍、巴朗山峠、日隆鎮の村と、約8時間のバスの旅でようやく四姑娘山の山麓の村に到着することができた。

 この季節、巴朗山峠(4,300m)附近の3,500メートル前後の草原や道端では、黄色のケシの花(メコノプシス・インテグリフォリア)がどこでも見られ、黄色一色の斜面もある位だ。この黄色のケシに混じって下向きに咲く赤いケシ(メコノプシス・プニケア)もある。数は少ないがネパール、ブータンなどに咲く青いケシ(メコノプシス・ホリドュラ)にも出会うことが出来た。青いケシの仲間ではあるが、ところどころに白花もさいている。

 巴朗山峠附近は高山性のケシの多さに感激させられた。ヨーロッパ、アルプスでは既にめったに見られなくなった自然に咲くエーデルワイスも場所によればたくさん咲いており、種類の多さにもびっくりしてしまった。

この近辺のエーデルワイス(レオントポディウム・ストラケイ)は日本のハヤチネウスユキソウと大きさも型もよく似ているように思った。同じ四川省の黄龍で2年前に出会ったチベットアツモリソウやクマガイソウも咲き残っていたし、小さなキバナノアツモリソウの色違いにも偶然出会うことが出来た。後でも詳しく紹介するつもりであるが、双橋溝の草原では、はてしなくさくら草が咲いており、『さくら草、あの岩山のふもとまで』といった感じの赤い色でびっしり埋めつくされていたのに出会った時の感激は、今も忘れられない。巴朗山峠を越えて、日隆の村の辺りは、チベット族の世界で、食事もチベット料理だったが、野菜の種類も多く煮物や炒め物で、よく量も食べることができた。


掲載写真の説明
@青いケシ
A黄色のケシ
B赤いケシ
Cエーデルワイス(キク科ウスユキソウ属)
Dチベットアツモリソウ
Eキバナアツモリソウ



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