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HOME > 情報発信 > 孔市良通信 > モンテ・ローザ山麓を歩くW



 モロ峠から一旦下山して、昼食後、次はリフトを乗り継いでモンテ・ローザの東壁の麓のベウヴェデーレ氷河にむかった。村の中心スタッファの奥のペナット地区からチェアーリフトに乗って、中間駅のアルプブゥルチ(1581メートル)まで行き、ここで乗り継いでベルヴェデーレの終点に到着する。
リフトを降りて少し登ると、氷河が青く光って見える先端部分に出る。氷が青く光っているのはなんだか神秘的で、その氷の上を歩いて行くのも格別である。

 ここから2050メートルの地点に建つ山小屋、アルプ・プリドリーオーラまでは約一時間くらいの緩やかな登りである。人が連なって歩いている。下る人、登る人で混雑している。雪解け水が細い川となって流れており、このそばに真っ白なワタスゲの群れが風にそよいでいて、美しい。
山小屋に到着したのは3時10分、コーヒーや甘いお菓子などを食べて休憩する。 裏庭に出て、モンテ・ローザを見上げると、氷の壁が迫ってくる感じである。

 山小屋から山越えの道をリフトの中間駅までハイキング。午後4時に小屋を出発して、さきほど登ってきた道を見下ろす形で、平坦な山道をベルヴェデーレの方向に歩く。この道を歩いていくと、どこかでベルヴェデーレのリフトの駅に合流する道に出ることができると信じて歩いていたが、歩けども方向が違い、しまいにはきつい登り道になって2190メートルのピイアニ・プルティという山の頂上に出てしまった。ここから又、長い下り道で、途中アルプローザレンシオ(1835メートル)という平坦な場所に出る。牛の群れに出会ったのが午後6時、このころから強い日射で眩しく暑く、フラフラしてくる位であった。7時、中間駅にようやく着いたが既にリフトの運転は中止されており、雪解けの水が増水して橋の上から激流となって流れている。ここをこわごわ渡って、7時40分ようやく出発点に帰ってくることができた。
「地図を確かめないでカンで歩くのは無謀である」との教訓を学んだ。


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