弁護士になってから
弁護士になって最初に加わった西淀川大気汚染事件では、深夜喘息発作などに苦しむ公害患者が、自分と家族の人生を奪われた被害を加害企業と国につきつけるなかで、自分たちの苦しみが公害被害と環境を守るたたかいに役立つことを確認するたたかいに加わりました。
沖縄の米軍基地強制使用取消事件では、差別的取扱を受けながらも先祖から受け継いだ土地を決して人殺しのためには使わせたくないという、反戦地主の活動に感動し、現代日本の司法の限界とそれを「支える」人々の無関心をいやというほど知らされることになるたたかいに加わりました。
刑事事件では、@地下鉄のなかで突然痴漢の犯人に間違われた男性の逆転無罪事件、A傷害致死事件でケンカを止めに入ったのに主犯加害者の証言で責任を擦り付けられて起訴されてしまった人の完全無罪事件、B警察官に文句を言ったばかりにアルコール濃度の血液鑑定を「捏造」されて酒酔い運転で起訴された人の無罪事件を担当しました。
弁護士生活が既に24年を超え、少々疲れ気味ではありますが、困った人の役に立ち、それを通して少しでも感謝される弁護士になれればと思っています。
現在の弁護団事件
現在、弁護団を組んで担当している事件(民事・行政関係)は次の通りです。
@「八尾北医療センター」住民訴訟=八尾市が同和行政として民間の診療所に3億2000万円相当の不正な支出をしたことに対して、その返還を求める事件。
A住友金属株主代表訴訟=住友金属における「使途秘匿金」という34億円の裏金作りおよびステンレスをめぐる違法カルテルによる課徴金9億円の支払について、取締役の責任を追及する事件。
B泉南アスベスト被害国家賠償事件=大阪泉南地域における石綿紡績工場で働いた労働者および近隣住民のアスベスト被害発生に対する国の責任を追及し救済対策を求める事件。
Cマンション住民アスベスト被害事件=マンションの居住者がマンション内のアスベスト粉塵を吸引して死亡した責任を追及する事件。
D大阪市駐車場住民訴訟=大阪市が市営の駐車場を大阪市人権協会という部落解放同盟関連の団体に管理委託しているところ、多額のヤミ経費を計上して利益を圧縮報告して大阪市への納付金を減額して取り込んでいる不正利益金(現在判明しているだけで5億4000万円)の返還を求める事件。
E八尾高安保育所廃止取消事件=八尾市が公立の八尾高安保育所を廃止して、現在通園している幼児を強制的に転園させようとすることの違法性を問う事件。
FB型肝炎被害国家賠償事件=幼児期の集団予防接種・ツベルクリン反応検査で、注射針等の連続使用(使い回し)によって、B型肝炎ウイルスに感染させられた被害者が国の責任と今後の対策を求める事件。
趣味
というより時間潰しは、サッカーのテレビ観戦(本当はスタジアムに行きたい)。
加えて最近は、いろんな人が弾くピアノ曲のCDを聴き比べるのが楽しくなりました(本当はコンサートに行きたい)。2人の子供たちが下宿して我が家の夜が静かになったからこそできるようになったことと、子供たちには感謝しています(笑)。なかでもブレンデルという人の弾くシューベルトの曲が気に入っています。シューベルトなんて、昔、中学校の音楽の授業で聴いたくらいで、そんなもののどこがいいのか、とつい最近まで思っていましたが、それがそうではないのですね。みなさんも騙されたと思って、一度聴いてみてはいかが?
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